「夏からお店を始めたい!」その想い、無駄にしないために
「夏のイベントに合わせてお店を出したい」
「人の動きが多い時期だから、7月にはオープンしたい」
そんな声を、最近よく耳にします。
でも現実は…「やること多すぎて間に合わん!」と慌てている方が大半。
飲食店の開業って、“思いつきで動いてOK”なものではありません。
でも、やり方さえわかれば、今からでも十分間に合います。
今回は、夏のオープンに向けて「今なにをすればいいのか?」をリアルな視点でまとめました。
開業までに立ちはだかる“3つの壁”
① 物件選びは“許可が取れるか”もチェックポイント
「いい雰囲気の場所が見つかった!」
…ちょっと待って、その物件、飲食店営業許可がちゃんと取れるか確認しましたか?
- 排水はOK?
- 厨房の広さは基準クリアしてる?
- 保健所的にNGな構造じゃない?
この確認、契約前に必ずやってください。
あとで「許可が出ない」なんてこと、意外とあるんです。
② 飲食店営業許可は意外と時間がかかる
書類出して → 現地調査があって → 許可が出て → 営業スタート。
この流れ、2〜3週間以上かかるのが一般的。
しかも必要書類は1枚じゃありません。
- 店舗の図面
- 食品衛生責任者の資格証
- 賃貸契約書などの施設使用権明示書類 などなど…
「えっ、これも必要だったの?」と準備段階でストップしてしまう方、多いです。
③ 開業=手続きだけじゃない。“集客”の仕込みも必須。
意外と盲点なのが、営業許可を取った「あと」。
- 看板・メニューのデザイン
- SNS・LINE公式アカウントの立ち上げ
- インスタでの告知準備
- チラシ・POPの作成 etc.
これ、開業1週間前から始めても遅いです。
むしろ書類の準備と並行して、「どんな人に来てほしいか?」を考えながら集客設計を進めましょう。
「書類とか、全部自分でやらないとダメ?」→ 答え:NO。
飲食店の開業準備は、本業(=料理・サービス)に集中したい人ほど、プロに任せてほしい部分もあります。
私は行政書士として、こんなサポートをしています
- 飲食業許可の書類作成・提出代行
- 保健所への事前相談・同行
- 開業時に使える補助金や融資の申請支援
- SNSやチラシの“初期設計”のアドバイス
実は私自身もカフェを立ち上げた経験があるので、「書類の話」だけじゃなく、開業現場のリアルな苦労やコツもお伝えできます。
夏のスタート、まだ間に合います。
「こんなに遅くても、今から始めて間に合いますか?」
そんな不安を持つ方、毎年いらっしゃいます。
でも、段取り次第で“ギリギリ”でもちゃんと間に合うケースは多いです。
「まずは何からすればいいかだけ聞いてみたい」
それで大丈夫です。
夢を、現実にするその一歩を。
ご相談はいつでも、お待ちしています。
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