「事業計画書なんて、正直めんどくさい」と思っているあなたへ
〜でも実は、開業後のあなたを一番助けてくれる“地図”になるかもしれません〜
こんにちは。福岡県久留米市で創業支援を行っている行政書士、権藤涼太です。
事業融資や補助金申請相談の際に必ず必要となる事業計画書…頭の中では構想がしっかり出来上がっているけど実際に文書にするのはめんどくさいですよね…とても分かります。
私自身も開業や事業展開における融資申請や補助金申請などにおいて事業計画書の作成に頭を悩ませたことが何度もありました。
でも、あえて言わせてください。
めんどくさいからこそ、意味があるんです。
事業計画書って、実はこんなに書くことがあるんです
事業計画書は各種申請のために必要だと思われていますが自分のためにこそ、書いておくべきです。
事業計画書に書くことの一例:
- 事業の概要(なぜこの事業を始めるのか)
- 取り扱い商品・サービスの特徴
- 顧客ターゲット(年齢層・地域・ニーズなど)
- 競合との違いや差別化ポイント
- 売上目標・利益の見込み(商品単価×販売数など)
- 原価・家賃・仕入・広告費などの経費内訳
- 必要資金とその調達方法(自己資金・融資・補助金など)
- 返済計画(借入予定がある場合)
- 開業スケジュールと今後の運営体制
- 3年後の見通しと目標
- 事業に関わる法的な許認可の確認
- リスクへの備え(想定外の事態が起きたら?)
……どうでしょう?
読みながら、「え、こんなにあるの?」と感じた方も多いのではないでしょうか。
実際にやってみると、大変です。
- 情報収集に時間がかかる
- 頭の中では分かっていても、言葉にできない
- 数字をどう出せばいいか分からない
- 書き進めるほど、モヤモヤが増える
事業計画書づくりは、実は“自分自身との対話”なんです。
だからこそ時間もかかるし、気持ちも揺れます。訂正を繰り返す中、何ヶ月と時間を要してしまう場合も少なくありません。
それでも、「自分の頭で考え抜く価値」がある
- 想いを整理しながら、事業の軸がクリアになる
- 売上や利益の構造を数字で見られるようになる
- 開業後の行動が、ぶれずに進められる
完璧な計画じゃなくていいんです。
でも、“どこに向かっていくか”を自分で描いておくことは、必ず武器になります。
「すべてを一人でやる必要はありません」
まずは、今回の事業に理解や関心を持ってくれている人に話してみることをおすすめします。
- 一緒にお店づくりを考えているパートナーや家族
- 同業の先輩や過去に起業した知り合い
- 応援してくれている友人や身近なコミュニティの仲間たち
誰かに話すだけで、自分の考えが整理されたり、「それってこういう意味じゃない?」と気づきをもらえたりすることはよくあります。
“言葉にしてみること”そのものが、事業計画の第一歩です。
そして、本格的に書類に落とし込む段階では、プロの視点を借りることも検討してみてください。
私は、事業計画書の作成支援を行う行政書士ですが、同時に自身も輸入雑貨販売や飲食店事業を立ち上げ事業を行っています。
だからこそ
- 「こう書けば伝わりやすい」
- 「この部分、補助金申請にも応用できます」
- 「金融機関の担当者はここを見ています」
そんな実務と経営の“両視点”から、あなたの頭の中にある想いを、一緒に言語化・整理していきます。
事業の“中身”は、あなたにしか書けません。でも
パートナーとなってくれる人は、きっとこの先、あなたにとって大きな力になります。
事業計画に悩んだときは、一人で抱えすぎず、時には誰かに話してみてください。その一歩が、未来の選択肢を広げることにつながるはずです。
事業計画書は、提出のための書類ではなく、“未来のあなた自身への手紙”です。
最初はめんどうに思えるかもしれません。でも、いざ書き始めてみると、不思議と自分のやりたいことが“言葉”になっていく感覚があります。このタイミングで新しいアイデアが浮かんでくる事も多々あります。事業主としてのスタート、しっかりと準備が間違いなく成功への近道となります。
事業計画書作成のご相談・ご依頼はお気軽にどうぞ。
あなたの“最初の一歩”を、全力でサポートします。
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